人生を楽々生きているイージーモードの人もいれば、ハードモードになっている人もいます。その中間のノーマルモードの人もいます。
人生がハードモードになって苦しい時期に、なんかヒントを求めてブログやYouTubeを見るかもしれません。しかし、情報発信している人の多くは、ノーマルモード以上の人生を歩んでいるケースがほとんどのため共感しにくいことでしょう。そもそもの状況が異なるからです。
ハードモードとはどういう状態で、どのような生き方をしたらよいか私なりにまとめてみました。
人生の3つのモードと特長
ざっくりと3つに分けてみました。
- イージーモード 人生が好循環になり、楽しみが多い(全体の5%)
- ノーマルモード 人生がまずまずで、楽しくも苦しくもない
- ハードモード 人生が悪循環に陥り、苦しみが多い(全体の5%)
人生には「好循環」と「悪循環」があり、その連鎖によってイージーモードとハードモードになっていきます。
ハードモードを理解するには、まずイージーモードを知る必要があります。
◆イージーモードの特長
人生が好循環になっている状態ですね。2通りに分けると、
- イージーモードに登り詰めた
- 生まれながらにしてイージーモード
イージーモードに登り詰めた人は、その仕組みを体感覚でわかっているため、今後も同じ場所にいる可能性が高いでしょう。
一方、生まれながらにイージーモードの人は、登り方や仕組みが体感覚で分かっていないため、不運なことがあると転落する可能性があります。
ハードモードの特長
人生が悪循環になっている状態ですね。2通りに分けると、
- 不運なことでハードモードに移った
- 生まれながらにしてハードモード
不運なことでハードモードに移った人は、しばらくの間は苦しい思いをします。一度はノーマルモードを知っていると、その世界をイメージしやすく、基礎能力もあるため戻りやすい傾向にあります。
生まれながらにしてハードモードの人は、ノーマルモードを味わったことがないため、その世界をイメージすることが難しいです。そこに行く方法が分からず、能力も身についていないため、ノーマルノードに移るのは簡単ではありません。
いつも苦しいことが標準になっていて、自分の中では苦しみでなくなっていますが、ふとしたとき誰かとの比較において苦しみが生まれやすいため、やはり苦しい状態です。
両者違いは、「生きていく基礎能力」が身についているか否かです。
基礎能力の獲得が難しい…
基礎能力とは広い意味になりますが、対人関係力や仕事、生活していく能力を指します。一度、その能力を獲得すると、しばらく使っていなくても失われにくいのです。
ノーマルモードに移るには、それ相応の能力を獲得する必要があるように思います。
何ごともゼロからイチにするのにはエネルギーがかかります。生活が精いっぱいであることや、苦しみを耐えしのぐのにもエネルギーを消費するので、生産的なことに使えない状況ではないでしょうか。
そのため皮肉なことにハードモードにいる人ほど、その能力を獲得しにくい構造になっているのように思います。
ハードモードほど逆風が強い
人生がハードモードになると逆風が吹きます。逆風だからハードモードともいえます。
強いハードモードを歩むのはとてもしんどいことであり、気を抜くとさらに後退します。そして、後退すればするだけ苦しみが大きくなります。なにもしないと後退であり、頑張ってようやく現状維持なるのです。
落とし穴、罠が多く仕掛けれれている
苦しいときは現実逃避をしたくなります。たしかに現実逃避によって一時的に苦しみを回避できるように感じますが、度を越えるとより苦しい状況になっていきます。避難場所と思っていても、それは落とし穴なのです。
また、苦しくなるとワラをもつかみたくなりますが、大体そのワラは罠であることが多いといえます。罠はかかりやすい人に仕掛けられるからです。
ハードモードはこうした二次災害が多くみられます。それによって、その場に居続けることになってしまいます。世の中の半分は理不尽です。本当に気を付けてもらいたいです。
簡単に苦しみを抜け出す方法は、多分ない
苦しみの真っただ中にいると、いかにして抜け出せるかを模索します。まず考えるのが、簡単に楽になれる方法ですね。
- 一瞬でノーマルモードにワープする方法はないか?
- ハードモードを流されていると一週回ってイージーモードになるのでは?
いろいろ模索した結果、ないと気づくでしょう。そんな方法はないと知る必要があるように思います。
立ち止まって後退するのも後々苦しくなる、前進するのも苦しい…。どう転んでも苦しい状態です。どうしたらよいのでしょうか。
どちらの苦しさを選ぶか
人はどう転んでも苦しい状態になると、2つの選択肢を余儀なくされます。
- 現状維持の苦しみ(なにも変わらない)
- 前進する苦しみ(変わっていく可能性がある)
真正面から前進していくと、基礎能力が身について苦しみが和らいでいく可能性があるように思います。
ハードモードの状況は、どう転んでも苦しいです。そして、抜け出す方法はひとつのような気がしています。
まとめ
ハードモードにいる人は気がついていることですが、ハードモードほど苦しくてその道のりが遠く感じられるでしょう。だからハードなのです。まったく救いのないことを書いてしました。
ハードモードの中を歩むことは並大抵ではないですが、前進すると少しずつ楽になる可能性があることも事実に思います。
くれぐれもその最中にある落とし穴、罠にはご注意ください。
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